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リコーのフィルムカメラを持ち出して [スタッフRの「撮影に行こう」]

こんにちは、スタッフRです。
みなさんは、カメラというとどんなものを思い浮かべるでしょうか。
おそらく、ほとんどの方はデジタルカメラを思い浮かべると思います。
レンズ交換可能な一眼カメラではなく、コンパクトデジカメやスマートフォンのカメラを思い浮かべる方が多いかもしれませんね。

今回は、タイトルからもわかるように、デジタルではないフィルムカメラ*1
こんなカメラを持ち出しました。

151127-00-xr500auto.jpg

Ricoh XR500Auto」という、リコーの絞り優先オート専用のフィルムカメラです。
カメラで被写体を撮影するとき、決めなければならない基本的なものに「露出」があります。
露出というのはフィルム(デジタルカメラの場合はセンサ)に当たる光の量、言い換えれば最終的に記録される写真の明るさのことです。
暗すぎず、明るすぎない、ちょうどいい露出のことを「適正露出」といい、レンズの絞り*2やシャッタースピード*3、そしてISO感度*4を調節することで露出を決定します。
ただし、感度はフィルムカメラの場合はセットしたフィルムに固定されるので、基本的には絞りとシャッタースピードにより露出を決定することになります。
「絞り優先オート」とは自動露出の一つで、撮影者が絞りを決めるとカメラが自動的に適正露出になるようシャッタースピードを調節する機能のこと。

この機能により、露出不足の真っ暗な写真や、露出過多の真っ白な写真を撮影してしまうリスクが大幅に減りました。
もちろん、自動露出はあくまでカメラが決めたものなので、黒い被写体を撮ると明るくしようとして白くなり、逆に白い被写体を撮ると暗くしようとしてくすんでしまうなど、撮影者が意図に応じて補正する必要があります。
どちらかというと初心者をターゲットにしていたカメラで、ファインダー*5 内には適正露出かどうかを示すLEDが表示されるのみとなっています。
このため、設定されたシャッタースピードは分かりませんが、カメラ任せでスナップ*6するには十分といえます。
シャッターは電子制御のため、電池(アルカリボタン電池)がないと動きません。
外装はほぼプラスチックですが、角張ったデザインと右肩の縁取り文字が個人的に好みです。
レンズは、純正の「Ricoh RIKENON P 50mm F2」を取り付けています。
筆者がこのカメラを中古で購入したときに付いていたもので、もちろんマニュアルフォーカス*7専用レンズ。
「P」の文字はプログラムオート対応を示します。
「プログラムオート」とは自動露出の一つで、カメラが自動的に適正露出となる絞りとシャッタースピードに設定する機能のこと。
撮影者が絞りを指定しなければいけなかった絞り優先オートよりも、更に進化したオートモードです。
プログラムオートは後に発売された「Ricoh XR-P」以降の機種から搭載されています。
カメラ側のマウント*8はペンタックスKマウントで、レンズ側のマウントは形状に互換のあるリケノンPマウント。
もちろん、このレンズをペンタックスの一眼レフに取り付けることもできますが、電子接点*9がAFカプラー*10と干渉して外れなくなるものもあるそうなので、取り付けにはご注意を。

今回は、このカメラと冷蔵庫に保管しておいたカラーネガフィルム*11「Kodak GOLD 100」を使い、撮影してきました。
(「Kodak GOLD 100」は既に生産が終了してしまいましたね…)

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すっかり紅葉の時期ですから、鮮やかに撮るためにリバーサルフィルム*12を入れる方が多いかもしれません。
一般的に、リバーサルフィルムはネガフィルムに比べて鮮やかで解像度の高い写真を得ることができますが、その反面ラチチュード*13が狭く、正確な露出合わせが必要となります。
自動露出専用機では、被写体に応じてカメラが決定した適正露出が正確とは言えないこともありますので、ネガフィルムの広いラチチュードに頼るのがいいかと思います。
デジタルカメラならその場で確認でき、撮り直しもいくらでもできるので、何も考えなくて済むのですが…

151127-02-chiba.jpg

千葉公園では雪吊りが行われ、冬も目前になったと感じられる風景に。
千葉都市モノレールは塗装工事中でした。

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日差しも低くなり、気温もかなり下がった今日この頃。
にゃん様、寒そうにひなたぼっこです。

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こちらも寒そうに丸まっています。
冬毛がもふもふですね。

151127-05-chiba.jpg

イチョウは、色づいてすっかり見頃。
黄色が綺麗に出てくれず、苦戦しました。

151127-06-chiba.jpg

黄色の絨毯が、一面に広がっています。

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開放F値*14付近で、ピント*15合わせにチャレンジ。
ファインダーは斜めのスプリットプリズム*16のスクリーンなので、最近の一眼レフカメラよりもピントは合わせやすいかもしれません。
ヒガンバナかと思いましたが、園芸種のリコリス・ジャクソニアナと思われます。

ここまで、現像済みカラーネガフィルムをデジタル化した後、RAW現像に「SILKYPIX Developer Studio Pro 6」を使用しています。
(Exif*17情報は書き換えています)

カラーネガフィルムのデジタル化には、ベローズとスライドコピーアダプターを使いました。
これらの機材がどんなものか、そしてどう使用したか、具体的な方法については次回の記事にてご紹介したいと思います。

さて、たまにはフィルムカメラを使ってみるのもいいと思います。
一枚撮った後、デジタルカメラでは何も考えずに次の一枚を撮ることができますが、フィルムカメラでは「フィルムの巻き上げ」が必要です。フィルムを巻き上げて、ピントを合わせ、シャッターを切る、そんな一連の流れは、デジタルでは味わえないものです。
失敗したら一枚分が無駄になるという緊張感も、フィルムならではのものですね。
最近は、フィルムカメラも新品で購入できるものはほとんどなくなってしまいました。
店頭で見かけるのは「写ルンです」のようなレンズ付きフィルム(使い捨てカメラ)と、インスタントカメラの「チェキ」(instax)くらいです。

*1 フィルムカメラとは、被写体像をフィルム(写真フィルム)に露光するカメラです。フィルムの感光剤に銀化合物(銀塩)を用いることから銀塩カメラともいいます。
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*2 絞りとは、レンズから入る光の量を調整する機構のことです。
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*3 シャッタースピードとは、シャッターが開いてから閉じるまでの時間(露光時間)のことをいいます。
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*4 ISO感度とは、どの程度弱い光まで記録できるかを表します。感度を高くすると、同じ明るさでも速いシャッタースピードで撮影することができますが、その分ノイズが多くなります。
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*5 ファインダーとは、カメラで構図の決定やピント合わせに使用する覗き窓のことです。
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*6 スナップとは、日常の風景、人物の飾らない様子や素振りなど、気になったものや瞬間を素早く撮ることをいいます。
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*7 ピント合わせを撮影者が手動で行う方式をマニュアルフォーカスといいます。
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*8 マウントとは、カメラとレンズの接合部のことです。
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*9 電子接点とは、電気的な信号のやり取りを行うために設けられた金属端子のことです。
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*10 AFカプラーとは、ボディ内モーターによるオートフォーカスにおいて、モーターの駆動をレンズに機械的に伝えるための機構です。
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*11 ネガフィルムとは写真フィルムの一つであり、明暗や色が反転した状態で記録されるフィルムのことです。写真フィルムとしては最も身近で、印画紙へのプリント時に補正がしやすいという特徴があります。
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*12 リバーサルフィルムとは写真フィルムの一つであり、スライド映写などで直接鑑賞できるポジの状態で記録されます。ポジフィルムやスライドフィルムとも呼ばれ、ネガフィルムに比べ彩度に優れています。
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*13 ラチチュードとはフィルムが記録可能な露出の範囲のことをいいます。
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*14 開放F値とは、レンズの絞りを最大に開けた状態、一番光を取り込める状態のF値です。 (F値は小さいと明るく、大きいと暗くなります)
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*15 ピントとは、結像点のことをいいます。ピントが合っている部分が鮮明に写るため、メインとなる被写体にピントを合わせるのが写真撮影の基本となります。
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*16 スプリットプリズムとは、被写体の像を二分割し、ピントが合うと合致する仕組みを持つプリズムのことを言います。ピント合わせを補助するため、フォーカシングスクリーンの中央部に配置されます。
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*17 Exifとは、Exchangeable image file formatの略で、撮影時の情報を画像に埋め込むために使用されます。
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